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【音楽日記】(過去掲載分)

たまたま鬼太鼓座(おんでこざ)を聴いたのがきっかけだった。

その中に収録されているのが石井真木作曲の
「モノクローム」。
太鼓だけで演奏されるこの曲、ものすごい迫力だ。

(残念ながら、生演奏に接する機会を持たないまま、
石井真木は2003年4月8日に亡なった)

ところで、太鼓で演奏されている現代音楽で有名なのが
スティーヴ・ライヒSteve Reichの"Drummingドラミング"。

この曲は太鼓(タムタム)だけでなく
シロフォンやグロッケンシュピールなど鍵盤打楽器も使い、
きらびやかな音世界を作っている。

ドラミングの聞き所は「位相のズレ」。

KCやRuinsはよく“ポリリズム”を使って作曲している。
たとえばベースは8/8拍子、ドラムは7/8で演奏する。
すると、1拍ずつズレていくのだが
ベース7小節、ドラム8小節後に 再び頭が揃う。
踏切で、左右の音がずれていって、やがてまた音が合う…あれです。

で、ドラミングではテンポがずれていく。
例えば奏者Aは♪=120、奏者Bは♪=125で演奏する。
この場合、ずれていく途中は演奏がバラバラに聞こえる。
しかし、やがて拍が合う瞬間が訪れる。

ミニマル・ミュージックの手法をロックに持ち込んだバンドに
Faustファウストがいる。
なかでも、"Tapesテープス"が出色のできだ。

このアルバムはさまざまな演奏の録音をつなぎ合わせた
全1曲、曲名なしという得意な作品集。

音響的な効果を狙った「サウンド・コラージュ」の他に、
ドラムのリフ上で即興演奏が繰り広げられる曲がある。

2ndアルバム"So Far"の1曲目
強烈なワンリフ・ドラムは一度聞いたら忘れないが、
その凝ったドラミングがファウストの魅力の大きなポイントだ。

そして久々に取り出したのが、This Heat。
CHのドラムの切れ味に改めてゾクゾクさせられた。

This Heatをファウストと一緒に聞いてみると
両者が音楽的にかなり近しいことに気づいた。
どちらも精神的にパンクだし、音響的作品をものしている。

This Heatは2枚のアルバムしか残していないが、
1曲選ぶとすれば"24track Loop"に尽きる。
ドラムに可能な限りのエフェクトを施したこの曲は、
ドラムの魅力と音響の気力を兼ね備えた
最強の作品なのではなかろうか。

因みに"Recommended Record Sampler"に
"Water Pool" という、
"24track Loop"の別テイクがあるが、
これも完成度の高い1曲だ。
(LOOPとPOOL!)


(2004.10.03)

音楽に関係ないけど、 面白いホームページを見つけました。

以前、たまたま1st"Le Feu Du Tigre"を聴いたのがきっかけで
Volapukにはまっている。

元Etron Fou LeloublanのドラマーGuigou Chenevierを中心に
Giullaume Saurel(Cello)とMichel Mandel(Bass clarinet)の3人組。

アコースティックな楽器ばかりで音圧はないし
ギグ・シュヌヴィエのドラムも軽めなのチャンバー・ロックだが、
変拍子不協和音バリバリ。

しかも、なんと行ってもジャケが素晴らしい!
何というセンス!

 

チェロとバス・クラリネットってどっちも低音楽器なんだけど
音域がひろいから、表現力が豊かなんだよね。
かなりいろんなアイディアが詰め込まれていて
聴いていて飽きることがない。

Volapukって「人工国際語の1つ」だそうだ。
言ってみればエスペラントみたいなものだろうか?
それにしては決して万人向けではない、 偏った音楽だよな。

それも、あのジャケットの絵と同様
ちぐはぐなハイ・センスによるんだろうか?

(2004.07.07)

Tim Prenticeというアーチストのkinetic sculptorが紹介されています。
「kinetic sculptor」とは"動く彫刻"というほどの意味でしょうか。
このページで15の作品を見ることができます。

キネティック・スカルプチャーは20世紀になって生まれた芸術概念で、
マルセル・デュシャンが大きな影響を与えたといいます。
その後、アレキサンドル・カルダーが1930年代に

「モビール」(命名はデュシャンらしい)を作りました。
きっとどこかで見たことがあるでしょう。

Tim Prenticeの作品は屋外や
ビルのエントランスなど、 広い空間に設置されていて、
風の力によってさまざまな形態を作り出す仕組みになっているようです。
メタリックな素材を使用することで
キラキラと光を反射させながら 悠々と動くさまを見ていると、
ちょっと時間を忘れてしまいそうです。

もうひとつ、すばらしい彫刻群を。
Arthur Gansonの MACHINES です。

こちらはモーターを使用した動く彫刻ですが、これが最高なんです。

デュシャン、ティンゲリーら現代美術はもとより
ルーセルやリラダン、カフカなど「独身者の機械」文学、
クウェイ兄弟「ストリート・オブ・クロコダイル」や
ヤン・シュバンクマイエルなどの映画ファンも必見の
作品集ではないでしょうか。

(2004.05.05)

最近T.REXにどっぷりハマってしまっている。
ここ数年間、ほとんど聴く機会がなかったので、

この際CDを整理しようかと引っ張り出したのが、そもそものきっかけだった。

しかもちょうどその頃、テレビでChrome Sitarが流れるのを耳にしたものだから、

さらに拍車がかかってしまった。

正規盤で唯一持っていなかった"TANX"を購入し、
(整理するはずだったのに、本末転倒。トホホ・・・)

どうしても"LASER LOVE"が聴きたくなったので、編集盤を見つけだして入手、
さらには、全く知らない人たちによるトリビュート盤まで購入してしまう始末。


Various Artists
Resurrection Of The Warlock 1998
The Old School / Scorpio | TOS10318  CD
かなりカッコいい演奏。T.REXとMarc Bolanに対する愛が感じられる。

最近では好みの曲を選び出して、
前期と後期に分けてCD-Rに焼いてほとんどループ状態で聴いてます。
なかでもツボにはまってるのはJupiter Lier とThunderwingかな?
もうたまりません。

(2004.03.12)


昨日、たまたま訪れた店でAKSAK MABOULの1st

"Onze Danses pour Combattre la Migraine"をみつけた。「これは!」

レコードは持っていて一時期はまり、よく聴いていたものだ。


チャンバーミュージック、カンタベリー、トイミュージック、テクノなどをミックスした
独自の世界がくりひろげられるその音楽は、

既成の枠にはおさまりきらない(おさめることもないが…)。

レコードはもともと、kamikazeレーベルというところから出ていたのが廃盤となり、
改めてcrammed discsから再発されたらしい。

kamikaze盤のジャケがcrammed盤に描かれている(CD盤にも描かれていた)。

kamikaze盤を聴いたことがないので、同じテイクなのかはわからないけど。

チープなリズムマシンと、アフリカなどの民族音楽を思わせるビートが
アンニュイにブレンドされたサティー…

ZNR、Piccio dal Pozzo、Von Zamra、Pascal Comeradeらの

音楽に近いものがあると思うが、どうかな。

M

↑プラケースを納める紙ジャケがついてました。こういうジャケです。

(2004.02.02)


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